遺品整理は部屋の中にあるものを整理することにより、必要なものは配送し、不要なものは売却・処分することで部屋を片付けることが目的になります。故人のものがたくさんあると親族等の関係者が行うのは骨が折れるので専門業者に頼むことが多いです。
特殊清掃は残念ながら亡くなってから時間が経ってしまい、損傷した遺体によって発生した汚れを清掃するのが目的です。適切な方法で除去することにより壁や床を元の状態に戻します。害虫駆除や消毒まで含むと結構な金額になってしまいます。
残された方の気持ちが落ち着いてから遺品整理を依頼してかまいませんが、その期間も家賃や固定資産税は発生します。費用を抑えるなら早めに依頼をするほうがいいでしょう。
自宅に貴金属など金銭的価値の高いものが多いときは遺産分割に影響することがあります。遺産分割の手続きを進めてくれる専門の方と相談して、早めに整理をしたほうがよければその指示に従います。
整理や仕分けのプロである遺品整理業者は丁寧かつ迅速に作業を進めてくれます。まとめやすさや運びやすさなども考慮して整理していくので分けた後の手続きにも手間取りません。配送や売却の梱包もスムーズに行ってくれます。
不用品の廃棄業者や売却先などを自分で探すとそれだけでも手間がかかります。遺品整理業者を頼むと提携している業者を使いながらすべて手配してくれます。信頼できる業者に頼んでもらえるので不安要素を減らすこともできます。
タンスの裏など意識して見ないとわからないところに思わぬものが隠されています。業者は過去の実績を踏まえたノウハウで重点的に探してくれるので処分品と一緒に大事な写真やへそくりを捨ててしまったなどの事態を最大限防いでくれます。
遺品整理の費用は部屋の広さで決まることがほとんどです。ワンルームで10万円程度を基準として、部屋の数が増えていくごとに5万円〜10万円程度の割合で追加されていきます。そこに不用品を処分する費用や配送に必要な費用、捨てられないものを供養する費用をあわせた価格が必要な価格の全体になります。
ただし、不用品の中で売却できるものがある場合、その分で支払いができれば実質の負担額が変わってきます。見積もりの際に不用品を売却したい旨を伝え、概算で売却価格を見てもらうと実費用を知ることができます。